仙台の観光地でオススメな瑞鳳殿の魅力や見どころを解説!伊達政宗が眠る煌びやかなお墓の紹介です
仙台屈指の観光地である「瑞鳳殿」に迫ります。煌びやかな建物からは想像できませんが、実は瑞鳳殿は仙台藩の初代藩主として名高い伊達政宗公が眠るお墓なのです。この記事では瑞鳳殿の魅力や見どころについてご紹介いたします。
仙台藩初代藩主伊達政宗について
まず初めに瑞鳳殿に眠る伊達政宗公について少し解説いたします。数多の戦国武将の中でも人気の高い伊達政宗公は仙台藩の初代藩主であり伊達家17代目の当主でもあります。1567年8月3日に宮城ではなく山形で生まれた伊達政宗(幼名:梵天丸)は、5歳になったとき疱瘡(天然痘)により右目を失明しました。そのため「独眼竜」という2つ名があることでも有名です。
瑞鳳殿について
仙台の観光スポットとして有名な瑞鳳殿(ずいほうでん)。瑞鳳殿は先ほど紹介した伊達政宗公が眠るお墓になります。瑞鳳殿境内には伊達政宗公が眠る瑞鳳殿の他に、仙台藩第二代藩主の伊達忠宗公が眠る感仙殿や第三代藩主伊達綱宗公が眠る善応殿などがあります。ここは仙台藩をまとめていた伊達家の武士たちが眠るお墓になります。
江戸初期に建設された瑞鳳殿は1945年7月10日に起きた仙台空襲の被害に遭ったため、現在の姿はコンクリート造りの現代工法によって再建されたものになります。2013年に大改修を行い初期の瑞鳳殿にとても近い様子になりました。
瑞鳳殿の見どころ
瑞鳳殿に訪れた際には見逃せない見どころをご紹介いたします。
瑞鳳殿本殿
こちらが瑞鳳殿の本殿はここで眠る伊達政宗公の遺言によって建造されました。世界遺産にも登録されている日光東照宮と同じ時期に建てられた桃山様式の建築物は、華やかで派手ながらも一つ一つの装飾はとても細かく丁寧に作りこまれており当時の職人の技術とセンスの高さを感じさせられます。
唐門
瑞鳳殿の本殿の前には唐門がございます。
天井に金箔を貼り付けたことから「金唐門」とも称されました。正面の虹梁(梁の一種で虹のようにやや弓なりになったもの)の上下の空間には竜虎図と二十四孝説話を題材にした透彫りが挿入されるなど、装飾性に富んでいました。現在は鋼板製の近代的な門になっています。(全体の写真は瑞鳳殿本殿側から写したもの)
引用:唐門の手前にある看板より
感仙殿
感仙殿は二代藩主伊達忠宗公(1599~1658)の霊屋であり、瑞鳳殿と同等の華麗なものでしたが、明治初年に本殿を除いて取り壊され、残った本殿も昭和20年の戦災で焼失しました。現在の霊屋は瑞鳳殿に続いて再建が進められ、昭和60年に完成したものです。
涅槃門
瑞鳳殿の正面玄関にあたる「涅槃門(ねはんもん)」です。涅槃とは仏教の世界で一切の煩悩を取り払い生死を超え悟りを開いた状態の事を指します。樹齢数100年にもなる青森ヒバを用いて再建された涅槃門からはただならぬパワーを感じることが出来ます。
アクセス・営業時間等
場所
宮城県仙台市青葉区霊屋下23-2
アクセス方法
瑞鳳殿へはバスまたはお車のご利用が便利です。
バスでお越しの方
仙台市内を巡回する観光シティループバス「るーぷる仙台」のご利用が便利です。るーぷる仙台をご利用の場合は「④瑞鳳殿前」にて下車してください。
るーぷる仙台とは|仙台市観光シティループバス「るーぷる仙台」
お車でお越しの方
瑞鳳殿の観覧者専用の無料駐車場がありますので是非ご利用ください。
駐車場の営業時間は9:00 ~ 16:50になります。
営業時間
2月1日 ~ 11月30日 9:00 ~ 16:30(最終入館時間)
12月1日 ~ 1月31日 9:00 ~ 16:00(最終入館時間)
定休日
12月31日
料金
大人(大学生以上)550円
高校生 400円
小・中学生 200円
※団体割引や障がい者割引などもございますので詳しくは瑞鳳殿のHPご覧ください。