JR西日本の新快速に有料座席「Aシート」が登場!その違いとメリットについて詳しく解説

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新快速のAシートについて詳しく紹介いたします。

 

関西の大動脈「新快速」とは

 

 

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阪急特急vsJR新快速! 所要時間や運賃、本数を徹底比較 | たくみっく

 

福井県の敦賀駅から、滋賀県、京都府、大阪府を通って兵庫県の播州赤穂駅まで(275.5㎞)を結ぶ関西を移動する上では欠かすことのできないJR西日本の路線です。

 

JR西日本が毎年公表している輸送密度ランキングによると1位と2位にあたる区間を走行する中で重要な役割を担っているのがこの新快速になります。

 

在来線普通列車最高速

 

最高速度が時速130㎞で国内を走る在来線普通列車の中では最速運行が出来る4つの列車のうちの一つになります。

 

・つくばエクスプレス【快速】

・JR東日本:常磐線【特別快速】

・JR西日本【新快速】

・JR西日本・JR四国【快速マリンライナー】

 

 

新快速の現状

 

新快速のおかげで関西内を早く安く移動でき大変便利であることは重々承知しています。しかし、通勤や通学などで新快速を日常的に利用されている方、旅行や出張で関西に来られた際に新快速を利用した方など、一度でも新快速を利用したことがあればその混雑具合に嫌気がさすことを容易に想像できるのではないでしょうか。(笑)

 

ただ人が多いわけではない

 

ただ人が多いだけでも嫌な気持ちになる方も世の中にはいると思いますが、新快速はそれだけじゃないですよね…高速で移動しているために揺れが大きかったり、特に大阪京都間は海外観光客の大きなキャリーバッグが幅をとったり、大きい声でお話しする方の声が耳障りだったりといろいろ気になる事が多いのが今の現状です。

 

 

新快速に導入されるAシートとは

 

 

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  JR西日本HPから引用

 

一言で言ってしまえばAシートは有料座席です。今のところの予定では1日あたり上下4本が運行され、9号車(敦賀方面の前から4両目)に配置されます。

 

普通車との違い

  

 

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  JR西日本HPから引用

 

 

これが一番気になるところだと思います。ただ座れるだけなのか…??

そういうわけでもありませんよ!!ほかにもAシートに課金するメリットはあります。

 

これからAシートにするメリットを紹介していきます。

 

・雰囲気が違う

・全席リクライニングシート

・座席にテーブルが付属

・全席に電源コンセント

・無料Wi-Fiが利用できる

・荷物スペースを設置

 

雰囲気が違う

車内照明や内装が改装され、落ち着きのある雰囲気があります。

他の車両と電球色が違うので優越感に浸ることができるかも

 

全席リクライニングシート

ゆったりと移動するためには欠かせないのがこのリクライニングシートです。

新快速で主に使われている223系や225系は座席が傾いていることで長時間座っていても苦になりにくくはなっているのですが、自分が楽に座れる角度に調節できるのはありがたいですね。

 

座席にテーブルが付属

新幹線や特急列車、普通車グリーン車(JR東日本:快速アクティー等)など長距離を移動する列車には欠かせない設備だと思います。一つ一つの座席にテーブルがつくことによって観光客は駅弁を食べたり、ビジネスマンや大学生などは車内でパソコンを触ったりすることが出来ますね。路線バスやロングシートでパソコン作業をするのは周りの迷惑になったり、作業している本人も快適にできないので、テーブルがつくのは非常にうれしいサービスです。 

 

 

全席に電源コンセント

前述のパソコン作業がよりしやすくなると思います。乗車中に携帯やモバイルバッテリー、その他のデバイスを充電できるのはうれしいですね。

 

ちなみにJR西日本の普通列車で全席に電源コンセントがつくのは初めてのようです。

 

無料Wi-Fiが利用できる

これも前述のパソコン作業がとてもしやすくなると思います。スマホを利用する方にとっても通信料の節約になるのはいいかなと思います。(通信速度に関してはまだわかりませんが滞りなく動画が閲覧できるくらいは欲しいですね…)

 

訪日海外観光客は毎年増加していますが、日本が抱えている問題のひとつに安心して無料で使えるWi-Fiがとても少ないことが挙げられます。2020年に開催される東京夏季オリンピックに向けても着実に動き出していることを実感します。

 

荷物スペースを設置

網棚には載せられないほどの大きなカバンやキャリーケースを運んでおられる方にはもってこいですね。大きな手荷物は自分も周りも気になる事ですので荷物スペースがあることでこの悩みが解消されるのは非常に嬉しいと思います。

 

利用方法・料金等

 

新幹線や特急列車の指定席のように事前に予約するわけではなく、空いている座席にご着席の上、車掌さんに料金をお支払いいただく形のようです。その場でのお支払いなので海外観光客も気軽に利用することが出来そうですね。

 

利用者数が特に多い、京都~大阪~三ノ宮間は激しい争奪戦になりそうですね…(笑)

 

料金について

 

Aシートの料金ですが、乗車券や回数券、定期券とは別に一律500円となっています。支払方法は現金だけでなく交通系ICカード(ICOCAやSuica等)にも対応するみたいです。

 

 まとめ

 

新快速とは何ぞやから始まりAシートについて個人的な意見もはさみつつご紹介してきました。1車両まるごと有料座席になることで通常の車両が今まで以上に混雑する可能性が無きにしも非ず、この展開には賛否両論あるかと思います。ちなみに私は大賛成ですし、導入されたら頻繁にお世話になると思います。