国内線でファースト⁈伊丹から成田をANAのプレミアムクラスで移動してみた!【NH2176便】
NH2176便で伊丹から成田まで移動しました。この便は国内線にも関わらず機材繰りの関係などにより、国際線の機材が使われている特殊な便です。今回搭乗した機材は国際線でも使用されているB777-300ERですが、プレミアムクラスのシートはファーストクラスのシートが充てられているんです!!
体験記のような感じでご紹介していきます。
プレミアムクラスとは
国内大手航空会社ANAが国内線で設定している最上級クラスになります。ちなみにJALでは国内線でもファーストクラスと呼ばれています。エコノミーでのご利用に比べて座席が広くなるだけでなく、様々なサービスを受けることが出来るのが特徴です。
※一部プレミアムクラスの設定がされていない便もございます。
プレミアムクラスでできること
・チェックイン・保安検査(一部)の優先レーンがある
・ラウンジを利用することが出来る
・優先搭乗することが出来る
・国内線でも機内食の提供がある
・預かり荷物を受け渡しが優先される
など。
優先チェックイン・保安検査
航空券の予約・購入・座席指定が済んでいる場合はカウンターでのチェックインをすることなく保安検査場に向かうことが出来ます。お手荷物預かりや空港での手続きが必要な方につきましては、プレミアムクラス専用カウンターを利用することが出来ます。
新千歳空港・羽田空港第2ターミナルビル・伊丹空港・福岡空港国内線旅客ターミナルビルの4カ所では、空港が混雑している場合でもスピーディーにご利用いただくことが出来る専用の保安検査レーンがあります。
ラウンジを利用することが出来る
空港に余裕をもって到着された場合には、ANA LOUNGEを利用することが出来ます。プレミアムクラスご利用の方だけでなく、同伴の1名様まで一緒に利用することが出来ます。
※一部ラウンジを利用することが出来ない空港もございます。
優先搭乗することが出来る
プレミアムクラスでは機内に早く乗り込むことが出来ます。ANAの搭乗順は4段階に分けられており、プレミアムクラスでは前から2つ目のグループとなっています。(お体が不自由な方や妊娠されている方、お手伝いが必要な方が一番初めに搭乗することもあります。)
【Group1】
・「ダイヤモンドサービス」メンバー
【Group2】
・「プラチナサービス」メンバー
・スーパーフライヤーズ会員
・「スター アライアンス・ゴールド」メンバー
・プレミアムクラスをご利用のお客様
【Group3/Group4】
すべてのお客様
※座席の位置により3または4になります
飛行機は全席指定席のため、搭乗口に着くのが遅かったからといって席が無くなるわけではありませんが、早く飛行機に乗り込めるのは気分がいいものです。また、降機の際も優先的に降りることが可能です。
国内線でも機内食が提供される
ANAのプレミアムクラスでは比較的短時間の移動である国内線でも機内食が提供しています。機内食は朝・昼・夜と3パターンあり、朝と夜はANAオリジナルのメニュー、夜は名店監修のお食事が提供されています。
ドリンクはソフトドリンクのみならずワインやビールをはじめとしたアルコール類もすべて召し上がることが可能となっています。ドリンクの種類は本当に豊富です。
プレミアムクラスのシート紹介
ここでは私が搭乗しましたB777-300ERでのプレミアムクラスすなわちファーストクラスのシートのご紹介をいたします。B777のファーストクラスのシートは「ANA FIRST SQUARE」という名称がついています。
少しわかりにくいかもしれませんが、ファーストクラスの座席数は(1-2-1)が2列の合計8席となっています。
23インチの液晶スクリーン
座席の正面には23インチの液晶スクリーンが付いています。 液晶までの距離が1m以上あるので写真では特に小さく見えてしまうかもしれませんが、エコノミークラスに慣れている私にとっては大きすぎるくらい大きいです。
このスクリーンでは、動画を視聴したり、経路図を出したりすることもできます。デジタルノイズキャンセリング機能が付いたヘッドフォンもアメニティとして付属しており大画面でドラマや映画を楽しむこともできますが、この便ではフライト時間が短すぎる故に一話見るのも難しいかもしれません。
液晶モニター付きの国際衛星電話
壁には液晶モニター付きの国際衛星電話があります。先ほどご紹介した液晶スクリーンを操作することもできます。
可動式のテーブル
スクリーンの下に収まっている大きなテーブルを引き出すと機内食を食べたり、何か作業をしたりすることが出来ます。ピアノのような鏡面仕上げでとても美しいテーブルです。
テーブルはもう一つありまして、お飲み物や小物を置いておくことが出来る小さなテーブルです。すぐ近くにあるコンセントで携帯や音楽プレイヤーを充電している際にその携帯を置いておくなど使い方は様々です。
PC電源とUSBポート
機内にはお手持ちのパソコンやタブレットなどを充電できるコンセントがあります。
様々な収納スペース
貸し出しのヘッドホンなどを収納しておくことが出来るスペースもあります。
眼鏡や小物などを収納しておくことが出来るスペースもありました。小分けに収納しておくとうっかり忘れ物をしてしまうかもしれませんのでお気を付けを。私は搭乗券や保安検査証などの空港で手に入れた紙を入れていました。
フルフラットにすることが出来るシート
シートをフルフラットにして寝転がり、足を目いっぱいまで伸ばすことが出来るのは、やはりファーストクラスの醍醐味ですね。長時間のフライトになれば一番大きなメリットになる部分といっても過言ではありません。
座面の角度はこのようなタッチパネルで簡単に操作することが可能です。離着陸時、リラックス、ベッドの三段階はワンタッチで操作できるようになっています。また背中や足の部分に関しては体にフィットするお好きな角度に詳細設定することも可能です。
DO NOT DISTURBを押すと、仕切りの外側の壁に表示されます。しばらくお休みになりたい際や映画を見ている途中で話しかけられたくない時などに使用すると良いでしょう。
プレミアムクラスでのお食事
伊丹から成田のほんの短いフライトでも機内食を提供してくれます。私が搭乗したのは朝でしたので、朝食メニューをいただきました。
メニューはご覧の通りです。栄養のバランスも良いしっかりとした朝食をとることが出来ました。ドレッシングとクラムチャウダーは味が少し濃い印象を受けました。
朝食を食べ終わるとすぐに客室乗務員の方がおいでになってくださりおつまみと日本酒を勧めてくださいました。
プレミアムクラスの価格
今回この便に搭乗することになった決め手の一つに価格があります。ANAの国内線にはファーストクラスやビジネスクラス、プレミアムエコノミークラスはありません。国内線にあるのはプレミアムクラスとエコノミークラスの2つです。
したがってファーストクラスのシートはプレミアムクラスに、ビジネスクラス以下のシートはエコノミークラス(普通運賃)の料金で搭乗することが出来るのです!!
つまり、早期購入で割引になるANAスーパーバリュー75を使えば、時期やタイミングにもよりますが国際線ビジネスクラスシートにたったの9000円、ファーストクラスシートには23000円で乗れてしまうのです!!
まとめ
搭乗するだいぶ前からワクワクしていたので、期待感やハードルは上がり切っていましたが、プレミアムクラスでの体験はその期待感やハードルを軽々と超えるくらい素敵なものでした。1時間弱のフライトでしたが本当に心から満足できました。もう少し、いやもっともっとこのまま乗っていたいと感じさせてくれるプレミアムクラスは魅力しかなかったです。