被災後の熊本城の姿が物語る地震の恐ろしさ|復興によって市民に笑顔が戻ることを願います
この記事では私が熊本城に行った時に感じ取ったことをまとめてみたいなと思います。大きな被災を耐え抜いた熊本城には震災のすごさを物語る傷跡がありましたが、月日がたち復興の兆しをのぞかせる熊本城に迫ります。
熊本城の概要
まずは簡単に熊本城について触れていきます。
熊本城は今から400年以上前の1607年に加藤清正によって築城されました。明治時代の西南戦争の直前に天守閣を含む本丸が焼失しましたが、1960年に天守閣が再建されました。現在の天守閣はその時のものです。
熊本城は天守閣を含む13もの建造物が国の重要文化財に指定されており、熊本のシンボルとして市民に愛されています。春には桜がとても綺麗に見ることが出来るスポットとして知られており、”日本さくら名所100選”にも選定されています。
目の当たりにした熊本城の傷跡
初めて熊本城を見た時には本当に驚いてしまって啞然としました。旅行に行く前に震災に遭う前の綺麗な姿を写真で見ていたんですが、今現在はこのようになっており熊本地震が残した爪痕を感じ取ることが出来ました。
私は幸いにもまだ大きな地震を経験したことはありません。こうして震災の被害に遭った建造物を間近に見たことがないため、ほかの方よりも一層驚きが大きかったです。早く復旧されまた熊本のシンボルとして綺麗な姿を見せてくれることを心から願っています。
復旧最中のお城を見ることはなかなかできない経験だと思うので、しっかりと目に焼き付けときました。
これは櫓の写真ですが、石垣がひどく崩れてしまっています。無残にも盛大に崩れた石垣を見ると、直下型地震の破壊力と恐ろしさがよくわかります…
よく見ると石垣の端っこだけ残っているのがわかりよね。これは算木積(さんぎづみ)という石の組み方で強度や耐震性に長けた先人たちの知恵です。見事に端っこだけ残っているので算木積がどれほどの効果があるのかが一目でわかりますね。
熊本市役所からの眺望
熊本城からすぐのところにある熊本市役所本庁舎の14階には熊本城や熊本の街並みを無料で見ることが出来る展望スペースがありました。ここからはお城がよく見えますね~こうやって上から見るとお城の敷地がなかなか大きいことに気が付きます。
今は復興の真っ最中で崩れた石垣や自身の被害に遭ったお城が見えますが数年、10数年先には完全に復活した綺麗でかっこいい姿を見せてくれるだろうと期待しています。熊本城が完全に復旧した年の春には、自慢の桜と改修されたお城を見るためにまた熊本に旅行しに来ます!!!!
熊本城について
・場所
熊本県熊本市中央区本丸1-1
・営業時間
現在復旧中のため多くの建造物内に立ち入る事が出来ませんが、周りからお城や櫓を見ることが出来ます。
・駐車場
近くに時間貸しの駐車場がございますのでご利用ください。
その他気になる点につきましてはHPをご覧ください。