奈良県の世界遺産「春日大社」の魅力に迫る!見どころやアクセス等を詳しく紹介

春日大社の境内に生息する鹿

日本には現在20の世界遺産がありますが、そのうちの3つがあり日本最多となっているのが奈良県です。奈良県には魅力や情緒が溢れる様々な建造物がありますが、その中でも特におすすめしたいのが春日大社になります。奈良県観光をご検討中の方には春日大社をおすすめします!

 

今回は春日大社の魅力や見どころに迫っていきます!!

記事の最後には詳しいアクセスや営業時間等の情報も掲載していますので是非ご覧ください。

 

春日大社について

春日大社の拝殿

春日大社は768年(神護景雲2年)に日本国の繁栄ならびに国民の平和を願い平城京のすぐ近くにある御蓋山(みかさやま)の麓に創建されました。日本全国に約1000社ある春日神社の総本社となっています。

 

武甕槌命(タケミカヅチノミコト)様、経津主神(フツヌシノカミ)様、天児屋命(アメノコヤネノミコト)様、比売神(ヒメガミ)様の四柱を御祭神としてお祀りしているため御本殿が4棟あることでも有名です。

 

1998年には東大寺、興福寺、薬師寺などと並びに「古都奈良の文化財」としてユネスコ世界遺産に登録され、現在では国内外の観光客が訪れる奈良県屈指の観光スポットになっています。

 

 

春日大社の境内案内図

春日大社の境内案内図

 

春日大社の敷地はとても広く建造物も多いため見どころがたくさんあります。

 

境内にはこのようにとても分かりやすい境内の案内図が設置されているため、初めて春日大社を訪れた方にも見どころを押さえながら散策することが出来ます。

春日大社の見どころ

境内にはたくさんの鹿がいる

春日大社の境内に生息する鹿

鹿といえば奈良をイメージされる方は少なくはないと思います。

春日大社のすぐ近くにあります奈良公園にはたくさんの鹿が生息しており、そちらも観光客でにぎわいを見せています。

 

ではなぜ鹿がたくさんいるのでしょうか??

それには理由があるのです。

春日大社に鹿がいる理由

春日大社の境内に生息している鹿

このようにたくさんの鹿たちが境内にいます。表参道にもたくさんいます。付近にある奈良公園にはもっとたくさんの鹿たちがいます。

 

それにはこのような理由があります。

 

 奈良公園の鹿は公園内に鎮座する春日大社の神使であるとされ、春日大社創建の際、茨城県にある鹿島神宮の祭神・武甕槌命が白い神鹿に乗ってやってきたと伝えられています。この為、奈良公園の鹿は古くから手厚く保護されてきており、昔は殺めると厳しい刑罰を受けました。言い伝えでは誤って文鎮で鹿を殺してしまった子供が鹿の死骸とともに生き埋めとなり、その墓とされる塚は奈良公園に残されています(春日大社近くの菩提院)。

 引用:奈良公園の鹿【なぜいるの?数は?夜はどうしてる?】

鹿がモチーフになった伏鹿手水所

春日大社の伏鹿手水所
 

参道沿いに歩いてくると二の鳥居の近くで目にするのがこの鹿をモチーフにした手水舎である「伏鹿手水所(ふせしかのてみずしょ)」です。

 

鹿がとても大切にされている春日大社では手水舎も鹿をモチーフにしています。

手水舎(ちょうずや)での正しい作法はこちらをご覧ください。

 

立派な中門

春日大社の立派な本殿

特別参拝の入り口を入ってすぐ目の前に現れるのが春日大社の中門(楼門)になります。第60次式年造替の機に平成27年3月11日以降はこのような美しい朱色の中門となっています。

 

御本殿と間違われる方がいるみたいなのですが、御本殿は中門のすぐ奥に位置しています。

御蓋山浮雲峰遙拝所

春日大社の御蓋山浮雲峰遙拝所
 

ここは御蓋山浮雲峰遙拝所(みかさやま うきぐものみね ようはいじょ)です。

 

平城京を守るために白鹿に乗りやってきた武甕槌命様が天降だられた場所がこの御蓋山の頂上と伝わっています。そのため御蓋山はとても神聖とされ入山が厳しく制限されています。

 

以前までは遙拝所への立ち入りも制限されていましたが平成26年以降は御本殿の背後にある遙拝所に立ち入ることが許されました。

回廊に並ぶたくさんの釣燈籠

春日大社の回廊に並ぶ釣燈籠
 

このように春日大社の回廊にはたくさんの釣燈籠が並んでいます。

 

有料エリアである東回廊、北回廊、無料エリアである西回廊、南回廊のそれぞれに燈籠が並んでいます。これらの釣燈籠は平安時代の終わりごろから寄贈されてきたもので現在では約1000基にも及びます。

 

毎年、節分の日とお盆の時期(8月14・15日)にはこれらの釣燈籠と参道や境内に設置されている石燈籠が一斉に灯りをともし、春日大社は幽玄な雰囲気に包まれます。

 

 

アクセス・拝観時間等

場所

奈良県奈良市春日野町160

アクセス

春日大社へはJRまたは近鉄「奈良駅」から奈良交通バスのご利用が便利です。

JRをご利用の方

大和路線・桜井線 奈良駅 下車

東口2番乗り場より「春日大社本殿」方面に向かうバスにご乗車ください。

所要時間は交通事情にもよりますが約15分です。

近鉄をご利用の方

奈良線 近鉄奈良駅 下車

1番乗り場より「春日大社本殿」方面に向かうバスにご乗車ください。

所要時間は交通事情にもよりますが約11分です。

拝観時間

開門時間

 4月 ~ 9月 6:00 ~ 18:00

10月 ~ 3月 6:30 ~ 17:00

国宝殿

10:00 ~ 17:00

※入園は16:30までにお願いします。

本殿前特別参拝

9:00 ~ 16:00

※諸行事等で午前中拝観できない日や、終日拝観できない日がございますので詳しくはこちらをご覧ください。

植物園

3月 ~ 11月 9:00 ~ 17:00

12月 ~ 2月 9:00 ~ 16:30

※入園は閉館時間の30分前までにお願いします。

拝観料

一般拝観は無料です。下には別途料金がかかる場所とその料金を記しています。

本殿前特別参拝

500円

国宝殿

一般      500円

大学生・高校生 400円

中学生・小学生 300円

団体一般    400円

萬葉植物園

大人 500円

子供 250円

 

団体 大人 400円

団体 子供 200円

お問い合わせ

0742-22-7788